なぜJIMDOでなくWordPressなのか? その①無料有料?コストを比較してみよう
WordPressの対抗馬といえば、以前はMovable Typeでしたが、最近ではJIMDOやWIXなどの無料(?)WEBサービスです。
今回はWordPressとJIMDOのどちらを使ったら良いかを、多角的に比較し、検討するための情報を紹介していきます。
Contents
なぜWordPressを使わなければならないのか。
結論から先に言ってしまうと、WordPressとJIMDOの使い分けは、
「いますぐそれなりのホームページを作りたい人」
は、JIMDO。
「少しずつ手をかけながら気に入った機能や見た目を手に入れたい人」
はWordPress。
という選択が正解です。
有料か無料かを見極める?
JIMDOは「無料で使える」というのが売りとなっています。
ただしこれは「独自ドメインが使わない」という条件があります。
独自ドメインを使うためには有料のサービスが必要になるんですね。
JIMDOを無料で始める場合に気をつけること
しかしJIMDOは「はじめてWEB」というサービスを使うと初年度無料で独自ドメインを使ったサービスを利用できます。
これは「.jp」の独自ドメインも使えるというのが売りになっています。
しかしここの「無料」という言葉を、利用条件をよく読まずに鵜呑みにしてしまうと罠にはまります。
初年度無料ですから2年目以降は有料になるのは当然のことですが、もし途中で利用をやめようとしても、それまで使っていたドメインの移行ができません。
当然ですよね。コストのかかるものを無料で使っていた訳ですから。
もしも途中でJIMDOの使い勝手に不満が出ても、ドメインを他のサービス、例えばレンタルサーバーを使ったWordPressへの引っ越しはできないのです。
ということで、このサービスは2年目以降持使い続けることを前提としたサービスなので、途中でやめたり引っ越したりできません。ここ、注意です。
ちなみに2年目以降の料金は以下の引用をご覧ください
WordPressとJIMDOのコストを比較してみよう
2年目以降の更新手続きをいただく場合は、Jimdo Proの年額サービス料金¥11,340(税込)および年額ドメイン維持管理料(.jpドメインの場合)¥6,300(税込)の合計¥17,640(税込)
とうことで、年額で11340円なら安い気もするのですが、よく見ると
年額ドメイン維持管理料(.jpドメインの場合)¥6,300(税込)
となっています。
あれ?自前でドメイン借りれば2840円程度(お名前.comの場合)ですむはず…
一年無料で使っていたので実施に2年分プラスアルファを払えということなのでしょうね。
3年目以降の料金は調べていませんが、3年目以降もこの金額であるとしたのなら(「年額ドメイン維持管理料(.jpドメインの場合)¥6,300(税込)」を文字通り読むとそう理解できます)3年目以降は通常の倍以上のドメイン管理料金と言えます。
WordPressをできるだけコストを抑えて運用する場合、.jpドメインであれば前述のドメインのコストが
2840円
サーバーがロリポップであれば
250円x12=3000円
の、計5840円
がサーバーのコストとなります。
JIMDOの「はじめてWEB」を利用すれば初年度は無料になるので、2年間利用として見積もっても
WordPressならば5840円x2(年)=1万1680円となりますので(.comであれば980円なのでトータルの年額が3980円)をくわえても、17,640円のJIMDO費用と比較してかなりWordPressがお得となります。
3年目以降は1年目の無料期間が関係なくなりますので、JIMDOが17,640円なのに対し、WordPressならjpドメインでも5840ですから、年間11800円(.comドメインなら17640-3980=年間13660円)の差がつきます。
オウンドメディアは独自ドメインを使うのが原則
もちろん、独自ドメインを使わずに無料で使えばJIMDOの方が安い、というか、無料なのですけれど。
個人のサイトであればJIMDOのサブドメインでの運用も悪くないでしょうが、やはりビジネスで使うのなら自前のドメインを使って、ドメイン自体をしっかり育てていき、SEOに強いサイトに育てていきたいものです。
外部サービスはいつ何時どうなるかわからない、ということは無料ブログの流れを見ていてもよくわかりますしね。JIMDOのサービスが終了したら、せっかく長年運営してきたサイトがまるごとなくなるという自体も、完全にないとは言い切れません。(WordPressも仕組み自体がなくなるかの性はありますが、自前でドメントサーバーを所有していれば、それまでのリソースを使って他の方法で継続することが可能です)
WordPressは初期設定やインストールを自力でやらなければなりませんが、多くのサーバーは自動インストール機能が用意されているので、初期設定さえできればなんとかかんとかスタートできます。
もちろん、WordPress書籍著者の原が直接指導するWordPressプライベートレッスン(WordPressスクール)で、サーバードメイン取得から、運用までのノウハウを身につけるという手もあります。
長期間にわたって利用するのであれば、レッスンで運用ノウハウを学び、サポートを受けながら管理することによるメリットはたくさんありますね。
ということで、初回はまずコスト面からこの二つのサービスを比較してみました。
次回は,デザインやスマホ対応の視線からdisってみます。
記事の執筆者プロフィール
- WordPress著者、講師、クリエイター
- 「はじめてのWordPress入門」著者。WordPressスクール、プライベートレッスン、コンテンツ制作コンサルティングなどで「自分で発信するコンテンツ」づくりをサポート。All AboutではLINEの使い方を定期連載。
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