コンテンツマーケティングにはなぜJimdoやWixでなくWordPressなのかの比較

まだCMS(コンテンツマネージメントシステム)をつかったコンテンツ作りを始めていない方にとって、あるいは始めたばかりの方にとって、「一体何を使ってサイトを作ればいいのか」は大きな疑問になっているはずです。

基本的にWordPressがその最有力候補となっているはずですが、それでも最近ではJimdoやWixといったサービスが「いい!」という周りの声を耳にする場合もあるみたいです。

 

コンテンツマーケティングならしっかりとコンテンツを「貯める」仕組みを

WordPressの書籍の著者としては当然かもしれませんが、やはりここはWordPressをお勧めします。なぜなら今回のこの記事のタイトル通り「コンテンツマーケティング」を考えるのであれば、それに見合った特性を持つのがWordPressだからです。

まず、いずれも無料でできる!と謳われていますが、実際のところWordPressはドメインとサーバーを自前で持つ必要がありますので、純粋に無料というわけにもいきません。

Jimdoは無料で使えますが、機能制限があったり他で取ったドメインが使えないなどの問題があり、長期的にわたってコンテンツマーケティングサイトを育てていくことを考えると、汎用性が低いのが障害となります。

(Jimdoとの比較は別記事で紹介していますのでよろしければご参考までに)

Wixはどちらかというとコンテンツの少ないサイトを見栄え良く見せるのが得意なため、数ページのホームページ向けの仕組みです。どっさり数十〜数百のコンテンツを作るのには向いていません。

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全てを自前で運用するメリットとは

Jimdoの特徴は、専用のサーバーとドメイン管理をすべてJimdo側で管理することにあります。これは、手続きや管理の手間をサービス側に任せるので手間いらずというのがメリットであり、同時にそのドメインをJimdo以外に引っ越せないという大きなデメリットがあります。とりあえず手軽にJimdoでコンテンツを立ち上げたけれど、使い勝手が良くないので他のサービスに引き継げない、ということにもなりかねないわけです。

WordPressであれば基本的には従来のHTMLによるコンテンツと同じで、レンタルサーバーやドメイン管理者の引き継ぎなどができます。コンテンツとドメインというのはある意味一心同体ともいえるため、一旦取得したドメインをそのサービス内でしか使えないというのは、ドメインを強化するという視点からいうと致命的とも考えられます。もちろんそのサービスを永遠に使い続けるというのであれば問題ないのでしょうが。また、独自ドメインを利用できるのは有料にアップグレードしてから、ということも忘れてはいけません。Wixも同様に「プレミアムプラン」を契約しないと独自ドメインは利用できません。

 

無料サービスには広告がつきもの

もう一つ注目して欲しいのが「広告」の存在です。無料サービスを利用する際に考えなければいけないのが、「なぜ無料なのか」ということです。無料でサービスを提供するということは、その代わりに何らかのキャッシュポイントがあるはずです。JimdoもWixも無料サービスでは原則「広告」が表示されます。この広告による収益がサービスのキャッシュポイントになるのですね。

自サイト内に広告が出るということは、場合によっては競合の広告が表示される可能性もあり、せっかく独自のコンテンツで集客しても、閲覧者を広告から競合に取られてしまう可能性もあるわけです。また、記事内に「違和感がある」広告が表示されるとコンテンツ自体の信頼性も落ちてしまう可能性があります。

ビジネスサイトはやはり信頼性が重要。そういう意味では無料サービスというのはあまりビジネス的には利用したくないものです。

 

ではJimdo,Wixの使いどころとは

JimdoやWixで作成されたサイトを見ていると、「デザイン性」に優れたコンテンツを作るのに、これらが優れているということがわかります。どちらも自社サービスに特化したデザインテンプレートを多数用意しているので、見た目の良いサイトを作ることが可能なのです。

 

以上のことを考慮すると、数ページの会社案内やランディングページを見栄え良く作るにはJimdoやWix、コンテンツをしっかり作りこむのであればWordPressという使い分けができるということがわかります。

長期的にドメインを使い、ドメインを育てることによるブランディングやSEOにこだわらないのなら、手軽に使えるサービスを利用するのも一つの手段。逆にしっかりSEOやコンテンツマーケンティングによるブランディングを考えるなら、WordPressで独自ドメインを利用するのが賢明です。

 

ただし、WordPressでもより自分の業態やサービスにあった機能やデザインを実装したいのであれば、プロによるカスタマイズをお勧めします。

 

筆者によるWordPressスクールに関しはこちらで詳細をお知らせしています。

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記事の執筆者プロフィール

原久鷹WordPress著者、講師、クリエイター
「はじめてのWordPress入門」著者。WordPressスクール、プライベートレッスン、コンテンツ制作コンサルティングなどで「自分で発信するコンテンツ」づくりをサポート。All AboutではLINEの使い方を定期連載。